【背中が沿っている】
背中が沿っていたのが改善(画像④)
その一つの理由は肩甲骨の動きにくさにあります
(画像①)(画像④上)
犬には鎖骨がないので、
肩甲骨と胴体をつなげるのは筋肉になります
肩甲骨は、背骨に対して45度についています(画像②)
その状態だと、
肩甲骨を回転させて推進力を生み出す時に
肩甲骨を支える筋肉がバランス良く、それぞれが十分な力を発揮することができます(画像③)
こちらのフレブルさんの場合は
前脚駆動で前脚がかなり頑張っている為、画像③の右側の状態で肩甲骨を支える筋肉が凝り固まり、
その形のまま肩甲骨が胸郭の前側にスライドしていたため、胴体をしっかり支えることができなくなり、重力に負けて背中が下がり沿って、お腹がたわんでいました
前脚の歩幅が制限されると、
後脚の歩幅は前脚に合わせようとします
(前脚の歩幅より後脚の歩幅が大きいと、
前につんのめってしまうので)
そうなると、後脚にはまだ
使える筋肉があるのに前脚に合わせることで
使わなくなって、
後脚の筋力低下にも繋がります。
また、肩甲骨が画像③右側のまま放置しておくと、
肘が外側に開いてきたり
肩関節を脱臼してしまったりする可能性もあります
そうならないためにも、
定期的なケアが必要となります