愛犬を上から見たとき、
「前より肋骨まわりが横に広がってウエストがキュッとして見えるな」
そんな変化を感じたことはありませんか?
肋骨の広がりは、見た目だけの変化ではありません。
KING OF DOGでは、肩甲骨の位置や前脚の動きが変わってきていないかを見る目安のひとつとして、肋骨まわりの形も見ています。
なぜ、肋骨が広がって見えるの?
犬が前脚に頼った歩き方になると、肩甲骨が前側へずれた位置になっていきます。
ここで少しだけ、身体のつくりのお話です。
肩甲骨は肋骨の外側にあり、その間には腹鋸筋などの筋肉があります。
肩甲骨が前側へずれると、肩甲骨と肋骨の間にある筋肉を介して、肋骨も前側へ引っ張られるような形になります。
その結果、上から身体を見たときに、胸まわり・肋骨まわりが以前より横へ広がって見えることがあります。
肋骨が広がって見える
↓
肩甲骨が前側へずれていないかな?
↓
前脚が前へ出しにくくなっているんじゃないかな?
そんなふうに、身体の使い方を見るきっかけにしてほしいと思っています。
肩甲骨が前側へずれると、前脚も前へ出しにくくなります
肩甲骨が前側へずれた状態になると、前脚を前へ出す動きにも制限がかかります。
すると、歩いているときの前脚の歩幅も狭くなっていきます。
そして、前脚が前へ出しにくくなることは、お散歩だけの問題ではありません。
前脚の動きは、毎日の生活にも関わります
前脚をしっかり前へ出す動きは、犬の日常生活のいろいろな場面で使われています。
たとえば、
- 階段を登る
- 段差を越える
- 伏せの姿勢をとる
- ソファなどへ上がる
こうした動きにも、前脚を前へ出す動作が必要です。
前脚の歩幅に制限がかかると、階段を登りにくくなったり、ちょっとした段差につまずきやすくなったり、伏せの姿勢を取りにくくなったりと、日常の動きにも影響してきます。
だからKING OF DOGでは、前脚の動きをとても大切に見ています。
前脚の歩幅は、後ろ脚の使い方にもつながります
さらに、前脚の歩幅が狭くなると、影響するのは前脚だけではありません。
犬は、後ろ脚の歩幅を前脚の歩幅に合わせて歩きます。
そのため前脚の歩幅が狭くなると、後ろ脚も歩幅を狭くして歩くことになります。
すると、後ろ脚を後方へ蹴り出すために使える筋肉がまだあっても、その筋肉を使う動きそのものが少なくなっていきます。
使う機会が減った状態が続くことで、後ろ脚の筋力低下にもつながっていきます。
前脚の歩幅と後ろ脚の関係については、こちらの記事で詳しく書いています。
肋骨の広がりを、身体を見る目安のひとつに
肋骨が広がって見えるからといって、肋骨だけを見ているわけではありません。
その奥にある肩甲骨の位置や、前脚の動き、歩幅、そして日常生活での身体の使い方まで一緒に見ています。
上から見たときに、以前より肋骨が広がってきたな。
そんな変化に気づいたら、
「前脚が前へ出しづらくなってきていないかな?」
「肩甲骨まわりの筋肉をケアするタイミングかも」
と、愛犬の身体を見てあげる目安のひとつにしてみてください。
